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夏バテ予防にも【日本茶】「おすすめは深蒸し」「カフェインに敏感な人は夜はほうじ茶」専門家に聞く豆知識

夏バテ予防にも【日本茶】「おすすめは深蒸し」「カフェインに敏感な人は夜はほうじ茶」専門家に聞く豆知識 神戸ファッションマートpresents マイホーム・マイライフ Playlist by ラジオ関西PODCAST ポッドキャストはこちら

少し動いただけでも汗が出るような猛暑が続く。そんな中でお茶は、汗と共に失われたビタミン類を補い、胃液の分泌を促すという点で、夏バテ防止に効果的な飲み物だそう。

せっかく毎日のように飲むならおいしいお茶を選びたいもの。そこで、1F「神戸チャイハーネ」のオーナーで、日本茶審査技術5段の資格を持つ植木佑平さんに、オススメのお茶や、好みの味に近づけるポイント、お茶の効能などについて聞いた。

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 植木さんはまず、おいしい日本茶として「深蒸し煎茶」を挙げた。

「『深蒸し煎茶』と書かれているものを選ぶのがおすすめです。普通の煎茶よりも長い時間をかけて茶葉を蒸すことでまろやかに仕上げられたお茶で、簡単においしく淹れられます。私自身、昔はお茶とは関係ない仕事をしておりましたが、深蒸し煎茶を飲んで感動し、日本茶にはまりました」。

しかし、その人の好みによって「おいしさ」の感じ方は変わる。日本茶は、産地や茶葉によって苦味の程度も異なることから、少し苦味のあるお茶が好きなら「関東のお茶は、濃いので好みに合うかもしれません」と植木さん。なかでもオススメは、静岡の『掛川茶』とのこと。濃厚で、深みのある豊潤な香りが特徴だ。さらに、苦みはお湯の温度を上げることで出やすくなるそうで、温度を調整すれば好みに合わせられるという。

日本茶は飲んでおいしいことにくわえ、体にいいイメージもあるが、具体的にどのようにいいのだろうか。

戦前・戦後には、ビタミンCを摂取できる飲み物としてもてはやされたのだそう。それまで、ビタミンCは野菜や果実から取るのが一般的だったため、長期保存の利く乾物であるお茶は大変貴重だったよう。

 殊に、この20年ほどで注目度が高まっているのが“緑茶カテキン”とのこと。植木さんは「緑茶カテキンは科学的に不安定な構造をしています。それが、人体で起こる様々な化学反応にいち早く作用し、反応を抑制する効果がみられることがわかってきています」と説明。さらに「(効果として)例えば老化防止、コレステロール値の抑制などがありますが、緑茶を口に含んだ時に口腔内を殺菌・滅菌する働きがあることも発見されています。口に含んでゆっくり飲むのがいいとされていて、口臭の予防にも効果が期待できますよ」と教えてくれた。

 また日本茶には“カフェイン”が含まれているため、朝飲むと目覚めのスイッチが入り、午前中の活動を助けてくれる。午後のティーブレイクに飲むと、リラックス効果やリフレッシュ効果を得られるという。

 ただ、夕食を取るくらいの時間帯に飲むのは、人によって注意が必要。就寝の邪魔をする恐れがあるためだ。植木さんは、「カフェインに敏感な人は、カフェインが比較的少ないほうじ茶がいい」とアドバイスする。ちなみに、水出しにすれば、カフェインが抑えられて飲みやすくなる上、カテキン類やビタミン類が豊富に摂取できるそうだ。

 同店では100種類以上の茶葉をそろえ、その中から客の好みに合ったものを植木さんが提案する。また、店内でお茶を飲めるほか、夏場は抹茶のかき氷もメニューに並ぶ。抹茶みつは、植木さん自身が配分・吟味した特製だそう。ふわふわの氷と相まって、風味豊かなかき氷を味わえる。

様々な効果も期待できる日本茶。まだまだ続く暑い日々、日本茶を飲んで、味わって健康に過ごしたいものだ。

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