VOL.03

2023.3.27 MON.

タリーズコーヒー
神戸ファッションマート店

タリーズのトップバリスタとして認められた「チーフバリスタ」は、全国にわずか10名しかいないが、じつはこの店に在籍している。ガラス越しに六甲アイランドの息吹を感じることができるアットホームで居心地の良い雰囲気で、地域社会に根差したコミュニティーカフェとしての店づくりを目ざしている。
神戸ファッションマート 1F

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地域のお客さまや六甲アイランドを訪れた方でいつもにぎわう店内には、絶え間なく楽しそうな話し声が聞こえる。コーヒーってコミュニケーションの道具なんだなあと、つくづく感じる空気がここには漂っている。
さて、この和やかな空間のどこに、“オーダーという手”があるのだろう?接客に忙しい店長の西本さんがやっとひと息ついたところで、こんなお話を聞かせてくれました。

ストアマネージャー 西本ひかり さん

阪神甲子園球場スタッフとしてグッズ売り場・場内スタッフの職に就く。KCJ GROUP株式会社にてキッザニア甲子園パビリオンリーダーとなる。現在、タリーズコーヒー神戸ファッションマート店ストアマネージャーを務める。

やっぱりうちはコーヒーショップですからね。
ひとつはじぶんの好みのコーヒー豆を選べること。
そして、ドリンクのカスタマイズができることの
ふたつですね。

うちの店には茶色のエプロンが目印の「コーヒーアドバイザー」がいます。社内の試験に合格した、コーヒーに関するさまざまな知識を持ち合わせたスタッフなんです。このスタッフに声をかけていただき豆選びを相談していただけば、いろんなアドバイスができます。

コーヒーの酸味がちょっと苦手なので酸味の少ない豆が良いとか、コクのあるどっしりとした豆がいいとか、まずは味の面からのコーヒー豆選びの相談ですね。それ以外ですと、味わいたい方法に合わせた器具の提案です。器具によって抽出方法が変わりますから、器具をお持ちでないお客さまには器具をご提案します。たとえば、定番のドリップですと、本当にクリアーな味が楽しめます。また、コーヒープレスという器具があるんですが、その器具ですとクリアーとは反対に、雑味もそのまま含んだ豆本来の味が楽しめます。

おかげでコーヒーアドバイザーへのお客さまからの評判は上々です。以前購入してくださったお客さまが「あの豆良かったよ」「あの器具良かったよ」と前回と同じものを購入してくださったり、「前回のが良かったけど、今回は前回とは違うものを楽しんでみたい」とおっしゃってくださったりもしますね。

そして、もう一つご紹介したいユニークな“オーダー”があるんですよ。それは「ドリンクカスタマイズ」と言いまして、ドリンクをじぶん好みにカスタマイズできるメニューです。カフェラテにバニラシロップとかヘーゼルシロップを入れてくださいとか、エスプレッソシェイク(エスプレッソのシェイクのこと)にエスプレッソショット(エスプレッソマシンで抽出した濃厚なエスプレッソ)を追加してみたりも可能です。この味わい方は、けっこう評判が良いですね。エスプレッソショットを加えることで、コクや旨みが深まります。
そのほかでは、チョコリスタというチョコのシェイクにエスプレッソショットの組み合わせも、甘さが抑えられてなかなか良いですよ。抹茶ラテにホイップをトッピングとかもありですし、お客さまにお好きに考えていただけば、タリーズにあるものならなんでも大丈夫です。使う材料によっては追加料金が発生する場合もありますが、じつはファッションマートの会員証をお持ちでしたら、カスタマイズは無料(※本来有料のシロップ[バニラシロップ・ヘーゼルシロップ・キャラメルシロップ]を無料でカスタマイズ可能)になります。(ほう!それは耳寄りですね!)会員証をお持ちの方は、どんどんとご利用ください。

では試しにお好きなように「ドリンクカスタマイズ」を楽しんでみませんか。と、店長におすすめいただいてカスタマイズにトライ!
店長のアドバイスを受けながらホットコーヒーにホイップクリームとキャラメルソースをオーダー。いままでにない面白い味がクセになりそうでしたー。

いかがでしたか、タリーズさんのオーダーのお話。コーヒー好きの読者の皆さんも多くいらっしゃることと思います。友だち同士でコーヒータイムを楽しむのもいいですが、コーヒー好きならコーヒーアドバイザーとの会話もきっと楽しいはずです。ドリンクカスタマイズを遊びゴコロで味わってみるのも嬉しい体験になることと思いますよ。

インタビュー&ライティング 田中有史

※写真撮影時のみマスクを外しております。各店舗とも適切な感染症対策を実施しております。

ATELIER MOKUBA
アウトレット神戸店

一枚板家具専門店を標榜しているこの店には250枚以上の一枚板がある。中にはこの店の高い天井に届こうかというほどのものもあり、その眺めは壮観である。フロア内では綺麗な状態にされた長さ1300ミリから3000ミリまでの一枚板を見ることができる。アウトレット店として一枚板のみならず椅子1脚からの販売もおこなっている。

神戸ファッションマート 1F

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切り出した一枚板がこのサイズだとしたら、いったい原木はどれくらいの高さに育った木なのだろう。アフリカやアメリカに生育している木を原木として仕入れて製材するらしいが、その木が育っている密林なのかサバンナなのかで見上げてみたいものだ。店内をグルっと見渡せば相当数の一枚板が並んでいる。中には天井に届きそうなものもある。
見惚れているわれわれの前に腰掛けた営業担当の草竹さんから、今回のテーマである「オーダー」のことだけでなく、そもそも一枚板とは、どのように完成品にしていくのかまで親切でわかりやすい説明をしていただいた。

草竹章公 さん

もとは流通業界にいたという草竹さんは入社約7年。販売企画にも関わる営業担当である。お客さまからのご相談を受けて一枚板の魅力や完成までの工程を語るとともに、お客さまの声に耳を傾けてオーダーに応えていく。ときにはお客さまと一緒に九州の本社工場まで原木を見にいくこともある。

店頭に並んだ一枚板から選ぶだけでなく、
原木の段階からご提案できます。

わたしたちが販売しているのは店内にあるように製材し切り揃えられた一枚板なのですが、このように仕上げる前の“原木”の段階からでも、どのように使うのか、どのくらいのサイズが欲しいのかなどのご要望に応じてご提案することができます。
ここにあるのはTVボードにちょうど良いサイズのものですが、使い方によってはもっと大きいいサイズのものが欲しいという方もいらっしゃいます。それこそ、店頭にはないような大きなサイズのものをお求めになりたい方がいらっしゃったら、原木から一枚板に仕上げることをご提案します。また、特殊な使い方をしたい方もいらっしゃいます。たとえば、一枚の板からテーブル2枚と棚板4枚を切り出した方がいらっしゃいましたが、そのような場合ですと店頭にある一枚板ではできません。面白い使い方としては車輪を付けて扉にした方がいらっしゃいましたが、そのような用い方の場合だと厚みなどが特殊になります。

弊社には自社の工場がありますから、原木を選びながら職人と一緒になってお客さまのご要望に素早くお応えすることができます。
原木の仕入れ先ですか?7割がアフリカとアメリカです。アフリカですと仕入れのひとは予防接種をいっぱい打って買い付けに行きます。(笑)残りの3割が日本国内のものです。東南アジアからのものもあることはありますが、いまはもう大きなものがないので、あまり入ってきませんね。
一枚板とは、本来は長いものを買って切るものなんです。その場合に職人のデザインセンスが問われます。木に開いた穴を生かすべきか、それとも穴の部分を避けて切るのか。経験ももちろんですが、そこはセンスですね。弊社で扱うのは和室に置く座卓のようなものと違って、金属製の脚を付けて洋間にも合うものにすることが多いので、そういう仕上がりもイメージして切り出すセンスが問われるんですね。金属製の脚のデザインはデザイナーにお願いしているので、やはり高感度なものが多いですからね。

原木からオーダーされるお客さまですか?一枚板って高そうに思われていますから、お金持ちの方ばかりだと思っていませんか。実際はそうじゃなくて、新築の若い方が多いんです。それ以外ですと、子どもさんが独立したシニアの方のリフォームでの需要ですね。六甲アイランドのお客様に限ると外国の方も多いですね。独自のネットワークをお持ちなので相互に情報を共有されているようですね。
少し申し添えておきたいのですが、原木からの仕上げとなりますと、とうぜんだれも完成品を見たことがありません。ですから、「だいたいこんな感じになるだろう」という予想で契約していただくことになります。もちろん、事前によく似た木で雰囲気や方向性はご説明します。それでもやってみないと分からないことには変わりありませんけどね。(笑)偶然性に身を任せて、完成を心待ちにするのも楽しいものだと思います。

いかがですか、読者の皆さん。「原木」からのオーダーに興味をもたれましたか。仕上がりがわからないというのもハラハラドキドキかもしれませんが、想像以上のものがあがってきたら、飛び上がるほど嬉しいものだと思いますよ。興味をもたれた方は、ぜひ「ATELIER MOKUBAさんの扉を開けてみてださい。お店の扉は一枚板ではありませんけどね。

インタビュー&ライティング 田中有史

※写真撮影時のみマスクを外しております。各店舗とも適切な感染症対策を実施しております。

SITE NIBANCHO

Art&Frame Studio「(有)サイト二番町」はコーディネーターと選ぶアートとフレームの専門店。1985年創業以来、設計・建築・デザインなど各分野のコーディネーターにアートとフレームの提案をしてきた。今後は一般のお客さまにも、専属アーティストによるオリジナルアートとフレーミングの提案をしていく予定である。

神戸ファッションマート 1F

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オリジナルのフレームに額装されたアートが数多く飾られた店内は、まるでギャラリーに居るかのような気分。壁にはさまざまな種類や色のフレームサンプルがディスプレイされている。頑丈そうなポスター入れには、この会社の専属アーチストによるアート作品に交じって、どこかで見覚えのある作品もある。
このお店の「オーダー」って、やはりアートなのかなあ。想像するよりに聞いてみよう!と言うわけで、取締役でありデザイナーでもある香川さんから、気持ちのこもった熱いお話を聞くことできました。

取締役・デザイナー
香川世奈 さん

大学でデザインとアートを専攻し、アートに関係した仕事に就きたかった香川さん。専門の知識を生かしお客様と作家を結ぶアートコーディネーター、デザイナーとしての仕事がしたくて現在の会社に入社した。楽しい仕事だけど、苦労や手間も多くて大変だが、やりがいを感じる毎日は充実して楽しいものだと言う。

今日はうちが手がけるオーダーの中でも、
とくにこころに強い刺激を受けたお仕事をご紹介します。

うちの場合は普段から基本的にはオーダーに近い感覚です。アートとフレームをご提案する際に、うちの専属アーチストの作品を含む在庫から選んでいただくケース、うちのアーチストに作品を依頼するケース、お客様さま自身が大切にしているアート作品を持ち込まれるケース。そのそれぞれの場合で、作品に合わせてフレームをご提案してコーディネートしていきます。ですから、既製品を売るのではなく、オーダー度合いは違ってもほとんどのケース度合いが“オーダー”感覚なんですよ。ということで今日は、いままでやらせていただいた(と言っても最近のお仕事ですが)コーディネートから、非常に印象的でわたし自身が強い刺激を受けたお仕事をご紹介します。
ご依頼主は設計のコーディネーターから紹介を受けた、大阪の堺市に進行中だった高級焼肉店のオーナーでした。たくさんのレストランを経営されているのですが、どこにもないレストランをつくりたい。お客さまを驚かせたい。そのコンセプトは「レストランらしくないレストラン」ということでした。もうその段階でとても興味をひかれました。そして、持ち込まれたのはオーナーが以前エジプトに行かれたときに手に入れたアートでした。それはパピルスに描かれたゴールドの抽象画で、鳥をモチーフにしたような絵でした。パピルスは10年以上もクルクル巻かれていたのできれいに巻き戻すのは大変でした。傷をつけたら大変ですからね。

ご注文はこのアートを引き立てるマットとフレームで額装したいということでした。このオーナーのこだわりは半端ではなく、インテリアも壁紙もすべてをアートに合わせた色や素材のものにしたいということでした。額装したアートを取り付ける金具まで職人にオリジナルでつくらせる。アートを壁に何度で掛けるともっとも引き立つかその角度までこだわるような、徹底したこだわりぶりにこちらもすごく勉強になりました。
普通はインテリアに合わせてアートやフレームを選ぶことが多いのですが、今回はオーナーがアートをメインに考えておられたので、すごくやりがいのある仕事でした。アートに合わせてインテリアや施工材料を変更していかれて、アートメインのインテリア空間が誕生しました。
壁面クロス、タイル、床材など使えわれる予定のほぼすべての素材のサンプルを取り寄せて、アートの色やデザインを決めていくようにしました。こだわるということの大切さと本質を学ばせていただきました、
レストランの玄関からすべての部屋のアートを約34点もつくらせていただき、オーナーからは「まるでキミの会社のショールームみたいだね」と、言っていただき、感動しました。とても誇らしい気持ちになり、達成感も非常に大きいものでした。こういう極限的な緊張感のある仕事は大変良い勉強になります。

今後も仕事を通してどんどん勉強してじぶんの幅を広げていきたいです。プロのコーディネーターの方ですと、そちら側で枠を決めていきこちらはアドバイス的な提案をしていくことになります。今後はアートやインテリアの知識を持っていない、一般の方の要望にもお応えしていくことで自由度の高い仕事のやり方も勉強をし、自身のコーディネート力や提案力を磨き続けていきたいと思います。

いかがですか、読者の皆さん。アートを生活の中に取り入れてみませんか。事務所やお店にアートを持ち込むのもあなたの個性が表現できて、セルフプブランディングに役立つかもしれませんね。アートの好きな方は香川さんと話しをするだけでも楽しいと思いますよ。目的があっても、なかっても、ぜひお立ち寄りされることをオススメします。

インタビュー&ライティング 田中有史

※写真撮影時のみマスクを外しております。各店舗とも適切な感染症対策を実施しております。

YANTY

ジャワ更紗を中心としたアジアの布を使ったオリジナルデザインの商品を取り揃えている。ファッション、アクセサリー、インテリアなど、流行に左右されない商品にファンは多い。豊富な在庫の中から好きな生地を選び、じぶんの個性に合ったオーダーメイドの洋服やバッグなどをつくることができる。

神戸ファッションマート 3F

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店内にはバッティックなどの布を使った商品が並ぶ。ジャケット、スカート、スカーフ、小物、インテリアグッズ。これだけ種類の違ういろんなものに囲まれても、こころが安らいだ気分になれるのはなぜだろう。きっと、アジアの布が持つ、営々と受け継がれてきた落ち着きややすらぎのせいだろう。そんなことを思いながら、今日ご紹介いただく“オーダー”はどんなものだろうと期待に胸を膨らませた。
ところが、オーナーの小豆さんの口からは、「うちはもともとオーダーのニーズが高かったですからね」という切り出しでお話がはじまった。

オーナー 小豆 さん

布が大好きという小豆さんがたまたまバティックに出会ったことが、この世界にのめり込むきっかけになったという。デザインはご自身が担当。縫製はインドネシアでやっていたが、最近では日本で行なっている。別の場所で約10年、ここ神戸ファッションマートへ来て約10年。もう20年もお店をやっている。

うちの場合は基本的に“オーダー”される
お客さまが多いのですが、
最近の傾向としてリメイクというニーズが出てきています。

長年着用してきて十分に楽しんだけどまだまだこの色や柄に愛着があるのでリメイクして欲しいという依頼をお受けしているうちに、だんだんとそういうニーズが高まってきたように思います。エコとかSDGsという世の中的な流れとも関係あるのでしょうか。いずれにしても気に入ったもののカタチを変えて新しい生命を与えてさらに愛し続けるというのはとても良いことですよね。本来は採寸してデザインしていましたが、最近はこの「リメイク」が話題になってきています。
たとえばスカートにしていたものをチュニックにして着たい。スカートをもう少しカタチを変えて日常的なデザインのものにしたい。衣類からバッグや壁掛けに変身させたい。そんなご相談を受けてご要望にお応えしています。

スカートは十分なボリュームがあり生地の長さもあるので意外にリメイクしやすいんですよ。チュニックやエプロンなどにデザインやカタチを変えることができます。端切れですと、ポーチやコースターなどあまり大胆にカタチを変えなくても良いものにします。ブラウスはノーカラーのプルオーバーブラウスにリメイクすればいままで着ていたものから気分も変わります。

うちはもうこの店を20年もやっていますから顧客も多いんです。そういう方はタンスの中に寝かしたままのものも多くて、大袈裟ですけど、店ができるほどお持ちになっていたりしています。そういう大切にしているものを大事に残し続けたい。ついてはスカートとしてはそろそろ飽きてきたけど別のものにできませんかという方は多くいらっしゃいます。生地を気に入った、商品として気に入った、その両方があると思います。わたしもリメイクをして長く楽しんでいますからどちらの気持ちもよく分かります。
バティックはインドネシアではメジャーですが、小さな工房で手作業でつくられていますから、大量生産には向かないんです。だから、一品物も多くて日本ではあまり流通しません。でも、大好きなので貴重な生地もたくさん持っています。そんな大事な生地を好みのお洋服に仕立てて大切にしながら長く楽しんでほしいと思っています。そこが、最初に申しました「うちはもともとオーダーでやっている」という部分ですね。そして、おつくりになったお洋服を十分に楽しんだらリメイクして、別のものとして長く使っていくのはとても楽しいと思います。流行のファストファッションにはない魅力です。

スカートで10年はいても、生地としてはまだ十分に使い道があります。アンティーク更紗という市場もあるくらいで、更紗は古くなるほど価値があります。うちでは、長く楽しんでいただける更紗たちばかりをそろえています。商品としてもワイドパンツやロングスカートは25年近くずっとつくっていますが、いまも流行っています。インドネシアに行かれた方は多いでしょうが、残念なことに現地と比べると日本では素材的にも柄的にも良いものが紹介されていません。
ぜひ、良いものと出会って長く楽しんで、そしてリメイクしてさらに楽しんでいただきたいと思います。

オーナーの小豆さんのお話には随所に「更紗が好き過ぎる」というお気持ちが滲み出していると感じました。深く染み入るお話をお聞きすることができた時間は至福でした。
いかがですか、読者の皆さん。ご興味があれば、お店に行ってお話から入ってみるのも良いと思います。それがきっかけになって、長く愛し続ける布と出会えたら幸せですね。

インタビュー&ライティング 田中有史

※写真撮影時のみマスクを外しております。各店舗とも適切な感染症対策を実施しております。

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