「新しく生まれ変わるアシュレイ」って、どうなるのですか?
songdream KOBE

アシュレイ
ホームストア

1945年にアメリカで創業。2006年度から連続で、全米家具売上高No.1の実績を持つ。現在世界に1,000店舗以上を展開している。広々とした店舗に、いかにもアメリカンなトラディショナルものから、最近のトレンドのものまで多彩なスタイルの商品をラインナップしている。ランプやラグ、アートなどインテリアのアクセントになる小物も豊富に取り揃えている。

神戸ファッションマート3F

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ブランドマネージャー・インテリアコーディネーター 小北真也さん 

インテリアショップを経て、アシュレイに入社。インテリア・家具業界で、20年以上の経験を有している。アシュレイのブランドマネージャーとしてアメリカ側と協議を行いながら、日本での販売に力を注いでいる。

Q:「新しく生まれ変わるアシュレイ」って、どうなるのですか?

アシュレイさんが店舗のリニューアルを進めていると耳にした。どんな風になるのだろう。なぜ、変えようとしているのだろう。世界的なブランドだけに興味は尽きない。まず事前に予習的に聞いたお話では、ブランドのコンセプトの変更。ひいては、それにもとづくロゴの変更などがあり、結果として店舗のリニューアルがあることが分かった。広告やブランドに携わる人間としては、フランチャイズの先進国であり、CI(コーポレートアイデンティティの略)やブランドマネージメントの本場であるアメリカの実例が聞けるということで意気揚々と出かけた次第である。結論を言うと、今回の店舗リニューアルはブランドのリブランディングでもあったのだ。

A:世界のどこでも同じように、「アシュレイの店舗体験」ができるようになります。

小北さん:アシュレイという、世界観をとても大切にしているブランドにとって、全世界的に見え方を同じようにしていこうというネライがあります。今回の店舗リニューアルはそのリブランディングの一部でもあると言えます。いまは、国や地域によって店舗の見え方にかなりバラつきがあります。アメリカですと、この神戸ファッションマートのお店の5倍くらいの規模がフツーです(えー!この店でも相当広いのに)。日本のような狭いサイズではアシュレイの世界観を表現するのが難しかったのです。そこで今回のリニューアルですが、アシュレイが掲げるグローバル方針に基づいて「世界中どこでも同じ『Ashleyの店舗体験』を提供するということを目的にした取り組みです。このアメリカ本国の方針に沿って、各国の店舗が順次アップデートされていっています。今回の神戸店の売場改装もその流れです。」今回のリブランディングのことはアメリカASHLEY社のCEOであるTodd Wanekがわかりやすく述べていますから、そのメッセージを紹介します。
「わたしたちは、新しく生まれ変わったAshley をお客さまに紹介できることを大変嬉しく思っています。そしてこれからも、『住まいを愛する気持ち』を喚起し続けて行きたいと考えています。わたしたちの情熱は、いままさに求められているトレンドとお客さまとを結び、語りたくなるような空間づくりをお手伝いすることです。ロゴと店舗を刷新することでお客さまにインスピレーションと自信を与え、すべての取り組みにおいて『home(住まい)』を常に中心に据えていきたい。新しいAshleyはこれまで愛されてきた高い品質はそのままに、まったく新しいデザインと価格を提供するブランドです。」
この言葉が今回のリニューアルのすべてを表しています。つまり、グローバルスタンダード(世界基準)のブランド体験を日本のお客さまにも実感してもらうこと。「家具選び」ではなく「暮らしづくり」を提案していくブランドになっていくという強い意志があります。ロゴの変更については、アメリカでは2023年に実施されていますが、その他の国では段階的に変更されていっています。ロゴから「Home Store」という文字を取り、家具販売だけにとどまらないブランドであることを標榜しています。ロゴの書体をよりミニマルでスタイリッシュに変更し、モダンで洗練された印象を強調しています。
空間も大きく変更します。壁は白で統一します。床も一部を除いて大きく変える予定です。雑貨やファブリックなどは他のブランドのものをなくしすべてAshleyブランドにする予定です。それ以外の商品についても、なるべくAshley以外のブランドの色は排除していきます。

そして「ASHLEY LUXE」という新ラインも展開していきます。これは、いままでになかった路線で、ハイエンドな家具をAshleyの価格で提供するというコンセプトの商品です。つまりハイエンド家具からインスピレーションを受けた商品を、リーズナブルな価格で提供していくというものです。富裕層だけでなく一般層へもハイエンドデザインを浸透させるのがネライです。未だAshleyを体験していない層にも知ってほしいだけでなく、いままでのAshley体験層のお客さまには新しいAshleyの体験ができると思います。今後は親会社の富士家具工業が持つ「songdream」や「Ashley」の幅広い品揃えを通して、暮らしをトータルに提案できるとさらにおもしろい展開ができるのではないかと思っています。

リニューアルオープンの日はまだ未定ですが、26年4月後半くらいを想定しています。オープニングセールは考えていますが、オープンセレモニーなどの儀式的なことは、いまのところ予定していません。でも、なんらかのカタチでお客さまと喜びをともにできたら嬉しいですね。ぜひ、楽しみにお越しいただきたいと思っています。

スケールの大きな話でした。さすが20年近く全米売上No.1の地位を保ち続けている、世界最大級の家具ブランドだけのことはありますね。フランチャイズというビジネスモデルのお手本を聞いたような気がしました。オープニングが待ちきれません。楽しみすぎます。
どんなAshleyが出てくるかな。想像を超えるものであることを期待してやみません。

インタビュー&ライティング 田中有史

 

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